散らかっていると、すぐにでも片づけたくなるかもしれませんが、片づけを始める前に、考えてみて欲しいことがあります。
それは、あなたが思い描いている「理想の暮らし」です。
つまり、
片づけ後どんなふうに過ごしたいかという「ゴール」
を決めておくことです。
それが明確になっていないと、何をどう片づけたら良いのか迷ってしまいます。
途中で、片づけの必要性を感じなくなり、放置することにもつながります。
逆に、そのゴールが決まっていれば、そのイメージに向かって片づけていくだけです。
具体的に考えていただきたいのはこちらです。
- 何を
- 誰と
- どんな空間で(視覚/聴覚/嗅覚などもイメージする)
例として、部屋別で考えてみます。
リビング/ダイニング
リビングは過ごす時間が多くなる場所というのもあり、物が散らかりやすい場所ですよね。
家族が多ければ、それだけ物も多くなります。
リビングやダイニングではどのように過ごしたいですか?
- 家族がみんながくつろげる空間にしたい
- 子供が走りまわれるような広いスペースを確保したい
- 子供が小さいので、物は少なくして安全にしたい
- 掃除がしやすいように、物を床に直置きしないようにしたい
- ダイニングテーブルの上は、物を置かずスッキリさせたい
- 気軽に友達を呼んで、お茶会がしたい
- 子供の友達が急に来ても平気なようにしたい
- 休日は趣味に没頭したい
- 夜は照明を暗くして、アロマを炊いてヨガをしたい
- 映画鑑賞できるようなゆったりしたソファが欲しい
- 好きな音楽をかけて、家事をしたい
- コーヒーを飲みながら、静かに読書をしたい
キッチン
キッチンでは、どのように過ごしたいですか?
- 家族の誰でも、ゴミの分別ができるようにラベリングしたい
- 家族の誰でも、食品の在庫をわかるようにしたい
- 子供が手伝いやすいような、広いスペースを確保したい
- 掃除がしやすいように、コンロ周りに置いてあるものは収納に収めたい
- 引き出しが開けやすいように、配置を変えたい
- 引き出しの中、冷蔵庫の中のものが多すぎるので、7-8割収納にしたい
- すぐに調理に取り掛かれるような状態にしておきたい
- 生ごみの臭いがしないような対策をしたい
- お気に入りの食器だけを、使いたい
ラベリングの効果6選 100均シールやテプラで簡単!収納もおしゃれに
収納(クローゼットや納戸)
収納は、なんでもつっこんでいいと思っていませんか?(以前の私です…)
しかし、スペースには限りがあります。
気が付いたら扉が開かなかったということにならないように、定期的に整理しましょう。
収納は、どこにあるかによって収納するものが大きく変わってきます。
基本は、使う場所の近くに収納することです。
使う場所に収納がなかったら、そこから一番近い場所に収納するようにしましょう。
※使う場所から遠ければ遠いほど、誰も元に戻さなくなります!=出しっぱなし
- リビングに近い収納 :リビングでよく使うもののみ入れる(文房具、薬、よく確認する書類など)
- 2階の納戸 :年1の季節物アイテム、家電など
- 子供部屋のクローゼット:子供関係のもの、子供部屋で使う家電など
- 寝室のクローゼット :寝具、寝室で使う家電など
部屋
どんな用途で使いたいかによって、置くものが全く違ってきます。
そこで使う以外のものは、基本的に置かないようにしましょう。
不要なものを置くようになると、際限なく増えていきます。
- 子供部屋にしたい: 子供が使いやすく過ごしやすい配置を、本人と一緒に考える
- 寝室にしたい: ぐっすり眠れるような空間にしたい。寝具、リラックスアイテムのみ置く。余計なものがあると睡眠の妨げになり、睡眠の質を下げます。(例:大量の本、おもちゃ、テレビなど)
- 趣味の部屋にしたい: 趣味に集中できるような空間にする
- 物置部屋にしたい: 何がどこにあるのか、誰でも把握できるようにしておく。ラベリングが有効。
まとめ
いかがでしたでしょうか?こちらは、ほんの一例です。
ぜひご自身の、片づけ後の「理想の暮らし」を考えてみてください。
捨てるものの判断や、片づけも進みやすくなるのではないかと思います。
捨てて後悔したもの&私の失敗体験談 断捨離する前のチェックリスト