使用中のPanasonicドラム式洗濯機に、「U11」というエラー表示が出たことがありました。
U11の意味:「排水できません」
- 脱水前に一度止まり「ピーピーピー」という音がする(脱水のみできない状態)
- 「U11」と表示されている
- 手動で脱水ボタンを押すと、なんとか脱水できる
このような状況では、いつ洗濯機が動かなくなってもおかしくはありません。
どうしよう… 壊れたらショック、はやく直したい!
エラー「U11」表示が出たときの、処置・対処法
ドラム式洗濯機上面、奥に、わかりやすくエラー時対処方の記載があります。
「U11」は「排水フィルターや排水口を掃除してください」とあります。
洗濯機右下の排水フィルターは、きれいに掃除しました。(しかしこの時、排水口も同じ場所だと思い込んでおり、正しい排水口は掃除していませんでした。)
修理を依頼
排水フィルターを掃除しても、状況は変わりませんでした。
電化製品を分解したり、自力で修理することは苦手です。
もし自分で行ったら、洗濯機自体を壊すか、分解後元に戻せなくなると考え、専門の方に修理を依頼することにしました。
排水フィルター、排水口、排水ホースのチェック
まず、排水フィルターは掃除済みのため問題ありませんでした。
次に、排水口、排水ホースを外してもらったところ、内部についていたゴミを取ってもらうことができました。
しかし残念ながら、それだけでは改善しませんでした。
洗濯機の全面パネルを外し、異物を取り除く
洗濯機内部を確認するため、洗濯機の全面パネルを外しました。
ホース内に細長い針金ブラシのようなものを入れこみ、少しずつゴミやホコリを取り出してもらいました。
そして、詰まっていた部分から出てきたものは(大きなごみやホコリではなく)マスクでした!
コロナ期間中、家族がこのような繰り返し洗濯できるマスクを使っていました。
洗濯機に、そのまま入れてしまったようです。
保障期間内でしたが、修理費用は有料
長期保証期間内にもかかわらず、修理代がかかりました。
保障期間内に無料になるのは、「洗濯機の故障のみ」とのことでした。
今回のような清掃は「洗濯機の故障」ではないため、対象外と言われました。(当時2021年)
明細が残っていました。
安全に分解、組み立て、異物除去してもらった代金。
保障期間内でも対象外となる例は多く、保障規定を確認すると10件ほどありました。
今回は⑥の異物混入でしょうか。
自力で解決する方法
調べてみると、排水エラーを自分で解決された方もいるようです。
私には不向きですが、このくらいだったら自分でもできたかもしれないと思ったのが、排水フィルター奥のルートをブラシで掃除することです。
こちらを使って異物を取り除くことができたら、修理依頼をしなくても済むのではないでしょうか。
(※素人が安易に手を出すことはリスクも伴います。全て自己責任ですので、行う際はご注意ください。)
ちなみに「U11エラー」とは関係ないですが、類似商品として、乾燥フィルターの奥(ほこりが出てくる内部)まで掃除できる専用ブラシもあります。
この専用ブラシを使うと、奥にあるほこりまでごっそりと取ることができます。(※歯ブラシなどの柄の短いものを使うと、洗濯機内部に落ちて故障の原因となるため危険です。)
まとめ:U11エラーを起こさないためにできること
私たちができることは、異物を混入させないように対策することです。
小さい洗濯物は、洗濯ネットに入れる
布マスク、靴下、ハンカチは、洗濯ネットに入れる!
今回はマスクでしたが、特に注意が必要なのが、子供用の靴下、ハンカチです。
小さいものがそのまま排水ルート内に流れると、詰まりの原因になるからです。
洗濯ネットに入れるための仕組みを作る
布マスクは、不織布のマスクに代えることで洗濯不要になります。
しかし、子供の靴下やハンカチは日常的に洗いますよね。
そこで、子供自身に仕分けをお願いする仕組みを作りました。
脱衣所の子供が入れやすい高さに洗濯ネットをかけておきました。
「靴下やハンカチ、小さいものはここに入れてね」と言っておくと、ポイポイ入れてくれるようになりました。
これなら上から入れるだけなので、誰でも簡単にできるかと思います。
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